• コラム 川にまつわる短歌その1「瀬を早み…」

    瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても 末に逢はむとぞ思う   悲劇の天皇も、上流階級のならいとして、せっせと恋の歌を詠んでいたのですね。 平安時代末期の保元の乱で敗れた作者の崇徳院は、怨霊になったという話のほか、落語の「崇徳院」でこの歌が登場して、こっけい話を回...

  • コラム 川にまつわる名作絵本 かこさとし「川」

    加古里子(かこさとし)作「川」は、店頭に2種類並んでいて、ひとつは描かれた川の絵を横に引っ張ると伸びるという、おそらく発刊当時は画期的な発想で作られた絵本ですが、科学的に描かれていて、大変、ためになる絵本でもあります。 「川が運ぶもの」「海」などいずれも素晴らしい出来です。...

  • コラム 川をめぐる名曲「想い出のスマハマ」

    ビーチボーイズのこの曲を初めて聴いたラジオ番組のDJが「スマハマ」ではなく「スナハマ」が正しいと言っていましたが、「すなはま」とはどうやら「須磨浜」のことらしい。 CDの解説書によると、マイク・ラブが日本人の女性に教えられたということだが、ここは、光源氏と明石の入道の娘との恋物...