鈴川(富士市)昭和10年~世界を魅了した、多色擂木版画の局地~

鈴川(富士市)昭和10年~世界を魅了した、多色擂木版画の局地~

没後70年 吉田 博展は、2021.8.29(日)まで

静岡市美術館で開催中です!

 

吉田博は、「高山の美を語る」という本を出しているほどで、世界中の山に登り絵を描いていて、当然、日本の富士山の絵も描いています。

今回、展覧会されている富士山を描いた何点もの作品の中の1枚が「鈴川」と題された作品です。

鈴川というのは、富士市の鈴川、現在沼川、和田河、潤河、小潤井川が海への注いでいる田子の浦辺りから描いた富士山ではではないか、と思います。

江戸時代には富士登山する人達が鈴川の海岸で水垢離を取り、富士塚に玉石を捧げ、御祓いをした後に富士山に向かったといいます。