「洪水と水害をとらえなおす」(農文協¥2,700+税)
はじめに、日本人の伝統的な自然観が近代化の中で失われていったことが述べられ、近年の水害を分析し、現代の治水、そして、その問題点を指摘しています。
そして、堤防の越流のさせ方で被害が変わるとして、今後の治水のあり方の提言へとつながり、都市の新たな「自然観」が構築されることへの期待で終わっています。
本書には27ページに亘る「予備知識 川の専門用語」が設けられており、読むと勉強になります。
ぜひ、一読ください。