川にまつわる歴史 その1「赤壁(揚子江)」

川にまつわる歴史 その1「赤壁(揚子江)」

私が最初に出会った「三国志」は、兄の持っていた蛍雪時代という受験誌に載っていたマンガでした。

中学生のとき、吉川英治と横山光輝の「三国志」を読みましたが、吉川英治という作家の明るい性格が反映しているのと、話の途中で終わってしまうことから、力をつけた家臣は皇帝の座を簒奪し、主君は家臣を疑い粛正するものだという、という中国の歴史の当たり前に気づきませんでした。

それはともかく、天下統一に王手をかけた曹操の大船団が赤壁の戦いで大敗し、しばらくは三国分立が続くことになりましたが、その赤壁は一度は訪れてみたい場所です。(常任幹事 伊藤通宏)